一日セミナー

脳卒中後遺症者に対する上肢機能へのアプローチ

〜9/13肩甲帯・体幹編、10/11リーチ動作編〜

【こんな方にオススメ】
✔脳卒中後の上肢に対する治療戦略を学びたい方

✔︎上肢の運動学的特性を踏まえた治療の組み立てができるようになりたい方

✔姿勢制御などの中枢神経メカニズムを学びたい方

✔︎ハンドリングを学びたい、あるいはハンドリング技術を磨きたいという方

 

 

 

【概要】
脳卒中後の最も一般的な合併症は、上肢機能の一時的または永続的な障害であり、それは対象者の自立した生活を制限するものになります。
皆様も、上肢機能の障害を合併している対象者への介入を一度はご経験があるのではないでしょうか。
そして多くの方は、その上肢機能への介入に頭を抱え悩んだことがあるかと思います。
上肢機能といってもその症状は千差万別であり、皆一様に同じではありません。
特に脳卒中後の上肢機能は、単純な筋力低下などではなく、姿勢制御システムや体幹・肩甲帯を踏まえた中枢神経系の影響とその特性を理解した介入が必要になります。
そこで今回は、脳卒中後の上肢機能に対する介入戦略から実際のアプローチまでを2日間かけて学びます。
実技では、細かなハンドリングや個別性へも指導できるよう、定員40名に対し講師含むアシスタント比8:1(4組に1人)の割合で指導致します。
皆様の所へ必ず指導へ入りますので、安心してご参加下さい。

 

 

 

【講師】
TMPリハビリテーション研究会 講師 理学療法士 大上祐司
大阪にて脳卒中系専門の自費リハビリ施設にて活躍

研究会講師としても「脳卒中症例に対する治療と評価〜立ち上がり動作に着目した仮説検証作業〜(2018)」、「片麻痺に対する姿勢制御の観点からみた歩行への介入〜立脚初期から中期に着目した歩行分析と治療アプローチ〜(2019)」にて講師を務め、今回で3回目となります。

 

 

 

【詳細】
1日目:9/13 肩甲帯・体幹編
脳卒中における上肢機能の障害を捉える上で、「肩甲帯・体幹」を治療戦略から外すことはありません。
上肢機能の障害とは、能目的動作における随意運動のみを指すわけではないからです。
その運動を補償する土台がなければ、そもそも随意運動は成立しないからです。
しかし我々療法士は、どうしても目先のあるいは見てわかりやすい「随意性」という評価の着眼点に行きがちです。
それだけでは評価も治療戦略としても不足しているのではないでしょうか。
脳卒中症例に対する介入における「肩甲帯・体幹」をどう捉え、どう評価し、どう治療戦略に組み込むのか。
そもそもなぜ上肢機能障害において「肩甲帯・体幹」のことを考えなければならないのか。

1日目はこんなことを学びます。
・肩甲帯、体幹と上肢機能の関係性
・脳卒中症例における肩甲帯、体幹の神経生理学的役割
・脳卒中症例における肩甲帯、体幹の評価
・脳卒中症例における肩甲帯、体幹に対する治療戦略と介入の実際


2日目:10/11 リーチ動作編
脳卒中症例にとって食事や更衣動作などのセルフケアの自立は在宅復帰を目指す上で重大な目標となります。
そしてその多くの日常活動には対象物への「リーチ動作」が含まれ、セルフケアにおいては上肢の「リーチ動作」が必要不可欠な構成要素の一部といえます。
2日目はこの「リーチ動作」に必要な構成要素を理解し、どのように運動分析し介入するかを共有していきたいと思います。

2日目はこんなことを学びます。
・リーチ動作の構成要素の理解
・リーチ動作の神経生理学的役割
・脳卒中症例におけるリーチ動作の評価
・脳卒中症例におけるリーチ動作に対する治療戦略と介入の実際

 

 

【開催要項】

日時:令和2年9月13日(日)、10月11日(日)10時から16時まで(受付開始:9時半〜)

定員:40名

受講費:2日間参加で17,600円(税込)、1日のみの参加の場合9,900円(税込)

支払方法:当日現金にてお支払いお願いします

 当日の持ち物:筆記用具、動きやすい服装でお越し下さい

開催場所案内:名古屋市内にて調整中(名古屋駅からアクセスの良い場所で開催する予定です。決まり次第ご連絡いたします。)

 

 

【感染対策として】

・セミナー前にはベッドや椅子などの使用物品全てのアルコール消毒を徹底いたします。

・受付にて検温を行います。37.5度以上の方の受講はお控えいただきます。(その場合のキャンセル料は発生いたしません。)

・マスクの着用をお願いします。

・マスクはこちらでも用意致しますが、極力ご自身でのご準備をお願いいたします。

・入室以降、適宜手指のアルコール消毒または石鹸での手指衛生にご協力お願いいたします。

・開催中は常時換気します。

その他にも、その時々で必要と思われることは全て講じてまいります。お手数おかけしますが、皆様にも何卒ご協力お願いいたします。

 

 

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